本ブログの更新につきまして、私的事情と、自分が新チームを立ち上げた事によって予定していたラストに辿り着く事が出来ない状況が重なり、当面休止とさせて頂きます。

私的な部分の整理と、新たなラストへ向けての構想が纏まり次第再開を予定していますが現状次期は未定です。
楽しみにしてくださっていた皆様、お手伝い下さっていた皆様には大変申し訳有りません。

SSや雑記についても同様の理由にて一旦ブログやツイッターへのアップ予定も当面有りません。
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対峙する数は4人。倍の数を相手にするにも関わらず二人の表情に弱気になる色は無い。
動揺が見えた隙をここぞとばかりに赤雪は身の軽さを活かし、クローンマァナへ確実に傷を負わせる。
同時に踏み込んでいたマァナが紅葉姫の刃を垂直にし鎬を横から同じクローンマァナへ放った。
その強打の衝撃に気を失った所へ赤雪が嵐魔を放ち、絡めとる。
「いっくよー!」

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獲物を放り出すようなモーションで投げ飛ばすと、駒の様に回転するクローンを軸にした竜巻が発生し、その渦へともう二人が吸い寄せられる。
その瞬間を見据えたエメラルドグリーンの瞳が刃に反射した光を映すと、刀身そのものが白く輝きだす。
光はそのまま刃となり、左右の薙ぎから真向の一断ちを与える。
オーバーエンドの軌道を確認するまでもなく、合いの手を入れるタイミングで赤雪が乱舞を見舞った。
一体は撃ち上がり、宙に飛んだマァナがツイスターフォールの無情な追撃を、地上に残された二体へ赤雪の放ったワイルドラウンドがしなり叩き付け、切り裂く。
マァナの着地とともに発生した衝撃波が三体のクローンに膝をつかせた。

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ナベリウスから帰還した赤雪は、ゲートをくぐった瞬間険しい表情となった。
「マァナさん!?」
「はぁい、赤雪さん。」
赤雪の表情と違い、マァナは笑顔で返す。
だがアークスシップ内でのPAやテクニックの仕様は禁じられている。
危害を加える事は出来ぬはずだが、その真意が見えない以上警戒は解けない。
「何をしに来た、もしも規定に反してでもリーダーに害をなすというならば。」
「塾長が言うまでもないわ、ここにいる全員同じ。違反だろうと相手になるよ。」
ダグラスとさどじまの二人が赤雪を守る様に割り込む。
ナベリウスの件もあり、一同はマァナへの警戒を緩めず、信用する気配もなかった。
「待って。みんな……二人にしてもらえないかな。」

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意外な赤雪の言葉に、一同が驚きを隠せない。眼前のマァナ自身すらもだ。
メンバー一同はその命令に従い、二人だけが残された。不思議そうな顔をするマァナへ赤雪は真剣な眼差しを向けた。
「だって、マァナさんの力になりたい。あたしは欲張りだよ。行方不明のウォリさんも、マァナさんの大切な人も。絶対に諦めたりしないから。」
言葉を切った赤雪をマァナも見つめ返す。
赤雪が人払いをした理由。それは一つ。
自分はマァナを信じるという意思。
マァナが胸の中で呟く。本当に感じたままの子だ。だから自分も心を決めた。
あの人は怒るかも知れないけど、本当に馬鹿かも知れないけれど……。
「図々しいのは分かってる。今度は何一つ嘘はない。赤雪さん、私に力を貸して。」
「マァナさん、あたしはその願いに叶うだけの力が無いかもしれない。でもその力が助けになるなら…」
「その言葉だけでも嬉しい。私はこんなに酷くて醜いのに……本当にあなたは優しいんだね。」

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穏やかに微笑んだ後、マァナが語ったのは、虚空帰還の残党はルーサーの事件当時に調査で各惑星へ派遣されていたもの達によって再編されているという事実。
狂信的な崇拝者がルーサーにが破棄したデータを自分たちが使える技術として転用し、幾人かのアークスで実験していると言うのだ。
そしてマァナのクローンも少なからず生成されてるであろう可能性が語られた。
「まるでアブダクションの後。でもアークスのデータを単なる情報としてでは無く、生体サンプルもしっかり植えつけた上でのクローン。自我も強くてたちが悪いかも。」
「混戦になったらどうしよう、それじゃ、本物のマァナさんと見分けが」
「大丈夫。それは私にまかせて。タイミングはまた連絡するわ。」
そう言うと、マァナはもう一度微笑み踵を返した。
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